SSブログ

豪徳寺の招き猫 [ねこ!ねこ!ねこ!]

100424_1.jpg

豪徳寺にある【招猫殿】の奥には
おつとめを終えた招き猫たちが奉納されています。


100424_2.jpg


豪徳寺、『招福猫児(まねきねこ)』の由来。

そのむかし、豪徳寺がまだ貧しいお寺であった頃
和尚さんは猫をこよなく愛し、飼い馴らした猫には自分の食事を分け与え
我が子の様に大切にし、かわいがっていたそうです。

「こんなにしているのだから、何か良いことを導いておくれ」


100424_3.jpg


ある日、鷹狩りの帰りと思わしき武士たちが、このお寺の門前で
うずくまっていたその猫に、まるで手招きをされるように呼び寄せられると
たちまち雷鳴とともに激しい夕立となりました。そして、雷雨の激しいなか
心静かに和尚の説法を聞けたことを大いに喜びました。

それこそが、彦根藩主の井伊直弼でした。


100424_4.jpg


そののちに、豪徳寺は井伊家御菩提所となり
たくさんの人々が訪れるようになりました。

「福を招き入れた」とされた猫はその後、墓とともに猫の姿形を造られ
『招福猫児(まねきねこ)』と称し
崇め祀り、吉運の象徴としたのだそうです。

おしまい。
タグ: 20100417